スペインでは、12月22日には、みんなで国が運営している宝くじ「Lotería」を楽しむのが恒例になっています。
日本とは比べ物にならないほど盛り上がるクリスマスの前の一大イベントです。
その宝くじがどこで買えるのか、いつ買えるのか、また、今回の宝くじで話題になった、「くじの人が何か入れた!?」八百長事件をまとめました。
12月22日の宝くじが盛り上がる理由
31日が日本の年末宝くじの日ですがスペインではクリスマスよりも早めの22日に行われます。
人気の秘密は、還元率の高い宝クジだからです。
日本の宝くじは還元率が50%ぐらいですが、なんとスペインの場合は、還元率が70%にまでなります。たくさんの賞金が分配されるので、スペインではかなり盛り上がるのです。
スペインのクリスマス宝くじの楽しみ方
宝くじの買い方や、今回の賞金はいくらだったのか、実際に当たった時はどうやって換金するのか、説明します。
どうやって買うの?
一般的には宝くじ売り場で20ユーロで抽選日前日までであれば、いろんなで購入することができます。
購入場所
- 宝くじ売り場「Loterías y Apuestas del Estado」
- 一般的に購入する場合はここ
- googleマップで「Loterías」と検索してみてください
- バルや郵便局、銀行、サッカーチームからも買える
- 特殊なデザイン
- 売り上げの一部がそのお店やチームに渡る
購入期間
購入できる期間:7月10日から前日の12月21日まで購入することができます。
抽選日
12月22日の朝8時から
販売価格
一般的には、1口:20ユーロ(約2400円)
賞金はいくら?確率は?
1等は約5億円です。日本だとだいたい1等が約7億のため、日本と比べると少なめです。
しかし、日本のシステムと違って、同じ番号の宝くじが160枚も発行されているので、日本の何倍もの高確率で当選することができます。
賞金 (€) | 日本円でだいたい | |
1等 | 4.000.000 | 4億8千万 |
2等 | 1.250.000 | 1億5千万 |
3等 | 500.000 | 6千万 |
4等 | 200.000 | 2千4百万 |
5等 | 60.000 | 720万 |
残念賞 | 200 | 2万4千円 |
2019/12/22
これに加えて、1等から3等までの番号と近い番号を持っている人が賞金をもらうことができます。
番号の当たる仕組みは、日本とだいたい同じです。
当たったらどうすればいい?
12月22日の朝8時にテレビの生中継で当選番号が発表されます。
その当選番号を見ても、当たったかよくわからない人は、こちらのサイトから、日付と番号、購入金額を入れて簡単に調べることができます。
換金する期限
12月22日の18:00から、3ヶ月後の3月22日まで
賞金をもらう場所
2500€まで:宝くじ売り場「Loterías y Apuestas del Estado」
2500€以上:BBVAとSantander、CaixaBank、CECAの銀行
スペイン語コーナー
試しに、記事ごとの話題について、スペイン語を学べるコーナーを作成してみました。スペイン語を習得したい人はぜひ参考にして見てください。
lotería | 宝くじ | lotería de navidad クリスマスの宝くじ |
---|---|---|
sorteo | くじ | |
premio | 賞 | el primer premio =el gordo 1等賞 |
reintegro | 残念賞 | |
tocar | 触る | tocarle:(人に)当たる、順番が回る(tocarle) |
comprobar | 確認する | comprobar:合ってるかどうか確認する confirmar:わからない予定や事柄を確認して確かめる |
¡El primer premio me tocó!
一等が当たった!
あとがき
今回は、スペインの毎年恒例20ユーロで参加できる12月22日のクリスマス宝くじを紹介しました。
観光地など、どこでも購入でき、当選したかもネットで番号を入れれば簡単にわかるので、スペイン語がそんなにわからなくても、気軽に買って参加することができます。
それではよいお年を。